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残暑お見舞い申し上げます

厳しい残暑が続きますが、たまらなく暑い夏8月は終わりました。

しかし、振り返ればいろんなことがありましたね。
オリンピックや夏のバカンスで束の間は癒されたものの、国内政治での不毛な争い、領土をめぐる外交上のトラブル、頻発するゲリラ豪雨などの異常気象、続発するいじめ問題や監禁拘束事件などなど、本当にいやなこと、ぞっとすることの連続でした。
しかもこれらの事柄について、何も解決の糸口が見つけられていないことに心が寒くなります。

とりわけ、私が心を痛めたのは、マンションが舞台となって引き起こされた監禁拘束事件です。
多くの人が居住し、オートロックや監視カメラに守られてセキュリティを誇るはずのマンションで発生した信じられないような事件です。
このような犯罪を未然に防ぐ上で、防犯のために設けられた機械や設備が大きな抑止力になることは間違いありませんが、限界もあります。
これを乗り越えるためには、マンションに関わる業務に携るものとして強い無力感を感じざるをえませんが、マンションに暮らす人々のコミュニティ力を高めることによる無意識な住民の目力(監視力)の向上しかないのではないでしょうか。
住民間での日常的なコミュニケーションこそが最大のガードシステムになるはずです。

家族構成の変化や生活様式の多様化により住民それぞれの生活時間帯や行動パターンが異なる複雑な環境のなか、コミュニケーションを保っていくことは容易ではありませんが、安心なマンション生活を築くために、それぞれのマンションで工夫をこらして取り組みたいものです。

10月13日に、秋の京都で初の協議会セミナーを開催します。
お知り合いお誘いのうえ、是非ともご参加ください。