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新しい技術・製品・設備・・・・

新しい技術・製品・設備・・・・新しい技術によって次から次へと新しい製品や設備が生まれています。
これらは、従来のものと比べると、コストは少し高かったりしますが、機能的、性能的には優れたものであるはずですし、使い易いはずです。
めまぐるしく進化を続ける携帯電話などはその最たるものではないでしょうか。

その携帯電話を新しいタイプに変えました。
これまで使っていたのが故障がちになったので、スマートフォンというタイプのものに変えたのです。
お店でいろいろと説明を聞き、すばらしい性能にひかれて即決したのですが、それを自分で使い始めると、なかなか思うように行きません。
新しいことが出来ないのは、すこし時間にまかせるとして、これまで普通に使っていた通話、メール、スケジュール、メモ、予約などがなかなか思うように出来ないばかりか、誤動作によるトラブルの連続です。

その理由の大半は、私のこの種の機器に対する理解能力の低さにあるのですが、必ずしもそうとばかりいえない面もあるようです。
あまりに多くの機能を求めたが故の操作性の低さであったり、エネルギー消費(すなわち電池の消耗)の速さであったりすることは否めません。

マンション大規模修繕の現場でも同じように新技術や新製品がどんどんと生まれてきています。

先日も配水管の改修について、お問い合わせをいただきました。
排水管を新しいものに取り替える方法と、既存の管を利用して内部にライニング(管の内側に樹脂等で膜をつくる)を施すと言う新しい方法のどちらを採用すべきかということでした

新しい方法には、工事のし易さ、コストの低さ、など様々な利点があります。
一方、従来の取り替えによる方法には、新方法にはない経験と実績に裏打ちされた信頼度と言うものがあります。
いずれを選択するのかは、現場の状況と、各々の管理組合の目指す基本姿勢によって変わります。
新しい技術がすばらしく見えれば見えるほど、その裏に潜むものもしっかりと学び、確認してから判断したいものです。